パイプドHDは再度MBOを実施し、株式を非公開化することを発表した。国内投資ファンドのAPと組み、最大95億8340万円でTOBを行い、買付価格は1株2800円。買付予定数は342万2642株で、買付期間は6月29日~8月9日。最終的に、AP側が67%、佐谷氏が33%の株主構成になる予定。パイプドHDはDX化をめぐる競争環境が激しく変化する中、中長期的な成長戦略を推し進めるために非公開化が必要と判断した。M&Aアドバイザーとしては、今後もMBOやTOBが増加する可能性があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。